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籐を巻いたこだわりの手摺
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■手摺デザインの面白さと興味
2000年ごろから、スチールに籐を巻いた手すりをつかうようになった。
それ以前は、木の棒を使っていたが、建物に合わない気がしていた。かといって、村野藤吾さんのように木で曲線の手すりをつくるのは、今の経済状況では難しい。現場で比較的簡単に曲線をつくれる方法はないかと考えていた。
ヒントになったのは村野さんが設計した大阪・心斎橋の「プランタン」の手すり。曲線を描くスチールの握り部分に、部分的に籐が巻いてある。これを応用して、2本の細いスチール棒を現場で曲げ、全体に籐を巻いて仕上げる方法を考えた。籐を巻くことで手触りがよくなり、多少のあらは隠せる。この方法を見つけて以来、手すりをデザインするのが楽しくなった。
それにしても村野藤吾さんは、すごい人だと思う。手すりのような人間が直接触れる部分こそ、デザインが重要であるということに、早くから気付いていたのだろう。
丸山保博 |
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